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2018年5月25日 (金)

【効果的な水分補給とは?】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報

一昔前の日本では、運動中に水分を摂ってはいけない、ということが通説のように言われていました。
しかし、水分を摂らずにいると、脱水やミネラル不足に伴い、熱中症を促すことになるのはこれまで読んできたみなさんはお分かりになったかと思います。
最終回の今回は、熱中症の予防に効果的な水分補給の方法についてお伝えします。

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‐‐‐■私たちの体内の水は純粋な水なのか?‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
私たち人間の身体を構成する成分のうち、おおよそ60%は水分でできていますが、この水分は、純粋な水なのでしょうか?
答えは、“No”で、人間の身体の水は、塩分濃度が0.9%の体液と呼ばれる水分で満たされています。

‐‐‐■効果的な飲み物とは‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
体液がただの水分ではないことを考慮すると、ただの水よりもミネラル(塩分など)が入っているもののほうが身体には必要であり、塩分濃度が0.1~0.2%程度だと吸収しやすいといわれています。これがミネラル入りの水分が勧められる理由です。
しかし、ミネラル分の濃度が濃すぎる飲み物は、吸収する際に薄めるために身体の水を使ってしまい、薄すぎる飲み物ではミネラル不足の問題が発生してしまいます。
さらに、冷たい飲み物(5~15℃程度)を飲むことで身体への吸収が高まることもわかっています。一方で、冷たすぎる物は胃腸に負担を与え、暖かい物は身体を冷やす効果が低いため、望ましくありません。
つまり、まとめると、適度にミネラル分が入っている冷えた飲み物(スポーツドリンクなど)が効果的ということです。

‐‐‐■どのような飲み方がいいのか?‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
暑くてのどが渇くと、一気に飲みたくなりますが、これも最適な水分摂取とは言えません。一気飲みでは、飲んだ水分の大半は吸収されずに尿として出てしまいます。
また、のどが渇いた時点では、既に身体に水分が足りていない状態です。そのため、のどが渇く前からこまめに水分を摂ることが必要です。

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‐‐‐■まとめ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
効果的な水分摂取のポイントとして、
1.濃すぎない(0.1~0.2%程度)のミネラルが入っている
2.よく冷えている(5~15℃)
3.こまめに分けて摂取
の3つがあります

今月の4回の記事を通して、熱中症に関する基礎知識のご紹介しました。
まずは自分の熱中症を予防するとともに、家族や友人の熱中症にも注意をしていきましょう。
暑い夏が少しでも健康で快適な時間となりますことを祈っております。

画像出典:https://www.pakutaso.com/、https://www.photo-ac.com/

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<執筆者紹介>
中村智洋[博士(スポーツ健康科学)]
高校生、大学生年代の自転車競技の指導を行い、エビデンスに基づいたトレーニングを展開。現場での指導とともに、自転車競技のパフォーマンス向上に関する研究活動も実施。

監修:株式会社ハイクラス

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現在レスタでは「スパでセルフメディケーション」というコンセプトのもと、よりいきいきと元気に過ごすための「ご自身による健康管理」を応援しています。
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2018年5月18日 (金)

【熱中症になってしまったら…】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報

もし熱中症になってしまったら・・・
熱中症は軽い症状から重い症状まで幅広く、正しく理解して対処しないと危険を伴う可能性があります。今回は、万が一、熱中症になってしまったときの対処についてお伝えしたいと思います。

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‐‐‐■熱中症の症状別の対処方法‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

①症状が軽い時
熱中症の症状が軽い時(少しふらっときた程度)は、まず涼しくて風の通る場所(木陰やクーラーのある部屋)に移動し、足を高くして横になりましょう。
少しふらっときた程度の症状であれば、上記のような対処でおおよそ回復すると思います。

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②筋肉が痙攣してしまった時
暑熱環境下での筋痙攣は、一般的に身体の脱水とミネラル喪失により起こるとされており、水分とミネラルを含んだスポーツドリンクの摂取が必要です。
また、5~15℃に冷えた物を飲むと、水分の吸収を高めつつ、身体を冷やすことができるため効果的です。
また、痙攣した筋肉をゆっくりとストレッチングさせることも有効です。
特に、ふくらはぎが痙攣した場合には、アキレス腱からふくらはぎにかけて仰向けに寝て伸ばすことが効果的です。

③症状が重い(中~重度)の時
めまいや頭痛、吐き気、意識がない時は、まずは涼しい場所に移動し、意識がない場合はすぐに救急隊に連絡をしましょう。
意識がある場合は、水分が飲めるかどうかを確認します。自力での水分摂取が難しい場合には医療機関の受診が必要です。
一方で、水分を飲んで落ち着く場合、症状の回復を待ち、もし症状が改善しない場合には医療機関の受診が必要です。

また、体がほてって異常に熱い場合は、氷やアイスパック、冷たいタオルなどを、首、腋(わき)の下、足の付け根など、太い血管(動脈)のある場所を冷やして、体温を下げる必要があります。

‐‐‐■まとめ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
熱中症になってしまったら、まずは涼しい場所に移動し、水分を摂るようにしましょう。その時に、意識がない場合はすぐに救急隊を呼びましょう!
また、水分が飲めない、飲んでも症状が改善しない場合も、医療機関に連れて行くようにしましょう。

※今回の内容はあくまで対処の一部であり、本来は予防や対策が最も大切です。今回の記事だけでなく、前回の記事(予防と対策)についてもしっかりと理解をしておくようにしましょう。

画像出典:https://www.photo-ac.com/

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<執筆者紹介>
中村智洋[博士(スポーツ健康科学)]
高校生、大学生年代の自転車競技の指導を行い、エビデンスに基づいたトレーニングを展開。現場での指導とともに、自転車競技のパフォーマンス向上に関する研究活動も実施。

監修:株式会社ハイクラス

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2018年5月11日 (金)

【熱中症の予防と対策】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報

ゴールデンウィークは熱中症にならずに過ごせきましたか?
今週は熱中症にならないための具体的な予防と対策を紹介したいと思います。

‐‐‐■今日からできる熱中症の予防・対策‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
前回は、暑熱や多湿の環境で起こりやすいことをお伝えしました。
最近の日本の夏は特に、高温多湿であるため、熱中症の対策をしっかりとしておく必要があります。

①水分とミネラルの補給を
汗をかくと、身体の水分だけでなく、塩分などのミネラル(正しくは、NaやKなど)も失います。
そこで、失った水分やミネラルを補給し、身体を冷やすために、5~15℃に冷えたスポーツドリンクを“こまめに”摂ることが大切です。

★熱中症の予防と対策については次回ご紹介します!

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②温度調節のできる服装を
冷房にあたる時間が長いので長袖を着てきたのに、外に出たら暑すぎてつらい、なんて経験はありませんか?そうならないためにも、温度調節を上手にできる服装を心掛けましょう!
そして、着る服の素材も大切です。麻や綿などの通気性が高い生地や、吸湿性や速乾性の高い生地を選ぶことで、体温調節の手助けとなります。

③疲れているときはご注意を
疲れているときは、身体の免疫機能が低下しています。
その時に、慣れていない暑熱環境下に長時間いると、体温調節がうまくいかず、熱中症を引き起こしやすくなってしまいます。
普段は大丈夫でも、疲れているときはいつも以上に気を配りましょう!

④汗を拭きとろう!
多湿環境では、汗が身体にまとわりついてしまうことから、身体の熱が逃げずに体温が上がってしまいます。
それを予防するために、湿度の高い日などは身体の汗を拭きとり、身体から熱を逃がす手助けをしましょう!
ところで、見落としがちですが、プールや海水浴といった水中でも汗をかいています。水に浸かっていても、身体から水分やミネラルが失われているのです。このような時も“こまめな”水分摂取は必要です。

‐‐‐■まとめ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
夏は海水浴やキャンプなどの家族や友人と楽しめる行楽シーズンですので、楽しい時間を楽しいまま終えるためにも、熱中症の予防・対策を心掛けていきましょう!
特に、子供や高齢者のいるご家庭は、大人以上に気を配ってあげてください。

201805112画像出典:https://www.photo-ac.com/

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<執筆者紹介>
中村智洋[博士(スポーツ健康科学)]
高校生、大学生年代の自転車競技の指導を行い、エビデンスに基づいたトレーニングを展開。現場での指導とともに、自転車競技のパフォーマンス向上に関する研究活動も実施。

監修:株式会社ハイクラス

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2018年5月 4日 (金)

【熱中症とは?】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報

あと1か月もすれば夏が・・・。
暑くなってくるとよく聞くものがありますね。そうです、熱中症です。
しかし、みなさんは熱中症について正しく理解していますか?

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‐‐‐■暑熱環境下で起こる障害の総称「熱中症」‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
熱中症とは、暑熱環境や体熱産生の増加に、身体が適応できず起きる状態の総称です。
熱中症は総称であり、熱性失神、熱痙攣(けいれん)、熱疲労、熱射病など10の診断名があり、それぞれ症状や重症度が異なります。
ここでは、いくつかの病態について、重症度別に簡単に解説していきます。

「熱失神」「熱痙攣」重症度は低いですが、めまいや失神、さらには筋痙攣(こむら返りのような状態≒脚がつる)などの症状が見られます。
このような症状がみられた時、運動などは中止し、身体を冷やしたり、スポーツドリンクなどの冷たい物を摂取して休息をとる必要があります。この場合は、安静によって回復するケースがほとんどです。

「熱疲労」重症度は中等度ですが、頭痛や吐き気、意識朦朧など臓器からの症状が現れます。水分補給や休養で回復することもありますが、体温が40度近くになり、点滴が必要なケースも発生します。医療機関の受診が必要な場合があります。

「熱射病」重症度は高く、医療機関の受診が必要です。熱射病の場合、体温調節機能が破綻し、意識障害など重症と思われる症状が発生している場合がほとんどです。体温は42度近くになり、最悪のケースでは死に至ってしまうこともあるのでできるだけ早い適切な対処が必要です。

‐‐‐■暑熱環境以外でも起こる熱中症‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
“熱中症は暑いから起こる”というイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか?
暑い環境で発生しやすい症状であることは間違いなのですが、それとともに“多湿”環境(湿度が高い)でも起こりやすくなります。
多湿環境では、湿度が高くムシムシしていることから、身体から汗がなくならず、熱を溜め込みやすい状態になっています。そのため、多湿環境では熱中症になりやすくなります。
また風のない日や日射が強い日、急に気温が上がった日なども熱中症になりやすく、注意が必要です。

‐‐‐■まとめ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
熱中症は、暑さなどによって、体温調節機能が破綻して起きる症状です。
極端な暑さにより、体温調節機能は異常をきたしやすいですが、その日の体調など様々な影響によって変わります。
例えば、梅雨明けは、身体が暑さになれておらず、水分を取らないと室内でも熱中症になる“いつの間にか熱中症”になってしまいます。
若者は運動時や作業現場等の職場など、高齢者は自宅の室内など、多方面で注意していく必要があります。
今から熱中症に対する意識を高めておきましょう。

★次回は熱中症の予防と対策についてご紹介します!

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画像出典:https://www.photo-ac.com/

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<執筆者紹介>
中村智洋[博士(スポーツ健康科学)]
高校生、大学生年代の自転車競技の指導を行い、エビデンスに基づいたトレーニングを展開。現場での指導とともに、自転車競技のパフォーマンス向上に関する研究活動も実施。

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2018年4月27日 (金)

【日本人の死因の変化】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報

どんなに技術革新が進んでも、人はいつか必ず亡くなってしまいます。
様々な健康づくりの方法が言われても、不老不死はまだ、あり得ないのです。
人の死亡する原因は、健康科学の知識や一般教養としても知っておくとよいでしょう。

‐‐‐■日本人の死因‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
平成27年に厚生労働省から発表された日本人の死因は以下のようになっています(詳細は画像)。
1位:悪性新生物(がん)
2位:心疾患
3位:肺炎
4位:脳血管疾患
5位:老衰

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‐‐‐■今と昔で違う死因‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
平成27年の死因は前述のようになっていますが、昭和22年の死因の1位は結核だったのです。
結核で亡くなる人は、今、心疾患でなくなる人よりも多かったとされています。
結核は感染による病気のため、予防接種などによって極端に減少し、今の日本において結核で亡くなる人はほとんどいません。発展途上国などでは、まだまだ減っていないのも現状で、ワクチンなどの支援がされているのはそのためです。
つまり、日本は感染による死亡は極端に少なくなった一方で、生活習慣などに起因する疾患の死亡者数が増加してきているのです。

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‐‐■現代の日本人の死因は生活習慣に起因している‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
現代の日本人の死因は生活習慣に関連する病気とされています。
老衰でなくなる人は、約85,000人(第5位)とまだまだ少なく、悪性新生物、心疾患、肺炎、脳血管疾患で約6割の方がなくなっています。
適切な運動、栄養、休養を中心とした良い生活習慣によって、減少させることが可能であると考えられています。
老衰が必ずしもいいとは限りませんが、「天命を全うする」ということや、「自立した生活をより長く送る」、「最期は自宅で」ということの実現に繋がる可能性は高くなるのです。

今回は、死因という少し暗いテーマになりましたが、しっかりと現状を知ることで、健康づくりの取り組みや意識は変わっていくはずです。
日常の生活習慣が亡くなる原因に大きく影響していることは忘れてはいけません。

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<執筆者紹介>
位高駿夫[博士(スポーツ健康科学)]
株式会社ハイクラス 代表取締役
企業内で研修等による中高年者の運動・健康指導を行う。大学等で教鞭をとりながら、スポーツ健康科学に関する研究も実施。
運動・スポーツを通して、全ての人の健幸に貢献する会社、株式会社ハイクラスを設立した。

詳細なプロフィールはこちら

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現在レスタでは「スパでセルフメディケーション」というコンセプトのもと、よりいきいきと元気に過ごすための「ご自身による健康管理」を応援しています。
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2018年4月20日 (金)

【禁煙の重要性】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報

たばこは昔から言われている健康を阻害する生活習慣の一つです。
リラックスやストレス発散、さらにはコミュニケーションとしての役割を果たしているタバコですが、身体に与える影響は決していいものではありません。
禁煙を試みて失敗を繰り返してしまう人も多いですが、禁煙の重要性を再認識しましょう。

‐‐‐■タバコが及ぼす影響‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
タバコのパッケージには、健康への悪影響の可能性を示唆する警告文が記載されています。
警告文は法律で明記することが義務付けられており、健康への悪影響がないことを立証するのは難しいのです。
また明記する文章も決められており、そこには肺がんや心筋梗塞、脳卒中のリスクを高める可能性が書かれることが多くなっています。
さらに、妊娠中の喫煙は胎児の発達障害や早産のリスク、依存症などの可能性も明記されています。
このようにタバコによる悪影響は科学的に証明されており、基本的には健康になるということは報告されていないのです。
喫煙者は今一度パッケージを確認してみましょう。なお、銘柄によって記載されている文章は若干異なります。

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‐‐‐■加熱式タバコや電子タバコならいいのか?‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
加熱式タバコや電子タバコには、紙たばこに含まれている有害物質のタールなどが極端に少ないとされています。
タールには発がん性もあり、その摂取がないという点では健康的であるといえますが、通常摂取する必要のないニコチンなどの有害物質は含まれています。
例えば、ニコチンには中毒性があり、血管収縮の作用をもたらし、心筋梗塞なども引き起こす可能性があります。
分かっていないこともありますが、決して無害なのではなく、吸わないことがあくまでも理想なのです。

‐‐‐■禁煙を目指すには‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
禁煙は、自分の決意次第と思っている人も多いですが、自分の決意で禁煙できれば全く問題はありません。
しかし、実際に自分の意志のみで達成することは難しいのが実情です。そのため、禁煙外来や禁煙補助薬も活用すると良いでしょう。
特に、禁煙外来は、禁煙に導く医師や専門家が対応していますので、一度門を叩くとよいでしょう。

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‐‐‐■最後に‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
タイの禁煙プロモーションのCMは衝撃的です。
https://www.youtube.com/watch?v=QMOcaWshgMQ

子供の喫煙が危険であることを大人は知っています。しかし、喫煙は大人になれば安全というわけではありません。
禁煙は自分のためにという考え方だけでなく、ほかの人のためにやってもらいたいのです。
大切な子供や奥さん、家族のためにも必要なのです。
今回の記事が、喫煙者の考え方を変える一つのきっかけになってくれればと願っています。

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<執筆者紹介>
位高駿夫[博士(スポーツ健康科学)]
株式会社ハイクラス 代表取締役
企業内で研修等による中高年者の運動・健康指導を行う。大学等で教鞭をとりながら、スポーツ健康科学に関する研究も実施。
運動・スポーツを通して、全ての人の健幸に貢献する会社、株式会社ハイクラスを設立した。

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2018年4月13日 (金)

【正しい健康情報とは?】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報

巷には健康情報があふれています。
「朝バナナダイエット」「1日1食プチ断食」「逆立ち健康法」・・・。いったいどれが正しくて、どれが間違っているのでしょうか?

‐‐‐■健康情報の基となる根拠を‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
正しい健康情報には、科学的な根拠(エビデンス)があります。
そのエビデンスは科学的な手法に基づいた研究(実験)によって立証されています。基本的にはこれらの科学的な手法に基づかない健康情報は、一般的に正しいということはできません。そのため、健康情報がどのようなデータによって作られたのかについて本来は確認する必要があるのです。

科学的な手法に基づかない研究による健康情報の代表的な例が「“A”を飲むと痩せる!」というものです。
「“A”を飲むと痩せるかどうか」を実験する際には、“A”を飲んだグループと飲まないグループ(もしくは効果のない”A”と類似する成分を飲んだグループ)の比較によって違いを検討する必要があります。
つまり、“A”を飲んだグループのみの結果では、本当に“A”の影響であるかどうかを明らかにできておらず、必ず対照となるグループが必要なのです。

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‐‐‐■動物実験で発表は正しいのか?‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

新聞や広告を見ていると、「〇〇学会で“S”の成分を飲むと動物実験でコレステロールが下がることが発表されました」というような記事をよく見かけます。
果たしてこれは正しいでしょうか?
実験で使われる動物の多くはマウス(ネズミ)などであるため、このような情報に対しては人間において立証されていないという疑いは消すべきではありません。
例えば、動物がサルであれば、人間でも近い結果を得る可能性は高いですが、マウス(ネズミ)では、同じ結果は得られないかもしれません。
なぜなら、身体のサイズが違ったり、生活も大きく違ったりするからです。
つまり、その記事だけでは、まだ不確定要素のある健康情報であるということを忘れてはいけません。
そのため、いきなり自分(人間)に応用して実践することは望ましくありません。

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‐‐‐■体質や遺伝を考慮して考える。‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
健康に寄与する食事や運動。
同じことを実施しても、その影響や効果には個人差があることを忘れてはいけません。
例えば、同じ量の牛乳を飲んでも、おなかを下してしまう人とそうでない人がいます。これは、乳糖を処理する酵素の量によって決まるとされています。
また睡眠も人それぞれであり、さらに人の中でも状況が大きく変わります。
このように同じ健康づくりの方法であっても、必ずしもあなたに最適な効果が現れるとは言えないのです。

‐‐‐■まとめ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

健康情報は、日に日に更新されていきます。昨日まで正しかったことが翌日には変わっている可能性があります。
昔の情報はもう一度確認して、今、正しいとされている方法で健康づくりを実施していきましょう。

画像出典:
https://d1f5hsy4d47upe.cloudfront.net/72/7225a06576ce1157183dd9ea1d4e3fdf_w.jpg
https://d1f5hsy4d47upe.cloudfront.net/e0/e02ba6c87410c744feb35829eb3067a2_w.jpg

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2018年4月 6日 (金)

【健康づくりの基本】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報

健康とは、単に病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが良好な状態にあることとされています。
それでは、健康づくりとは何をすることでしょうか?

‐‐‐■健康づくりとは‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
健康づくりは、「健康を管理し、より健康に過ごすことができる可能性を模索する方法である」と、世界保健機関は提唱しており、英語ではHealth Promotionといいます。
健康を管理し、よりよくしていくためには、単に食事や運動に気を付けているだけでは不十分で、すべての生活習慣を自分に合った方法でバランスよく整えていく必要があるのです。
もちろん運動、栄養、休養の3つは特に重要な生活習慣ですが、それ以外にもタバコやアルコールなどにも気を付けなくてはいけません。特に最近では、歯・口腔のケアも重要であることが盛んに言われています。
そのため、昨年度も、様々な健康情報について、解説してきました。
一つの生活習慣だけよくしていくのではなく、すべての生活習慣を総合的に見直して、よりよい健康状態に近づけていきましょう。

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‐‐‐■現代人は複数の悪い生活習慣が重なっている‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
正しい健康づくりにおいては、運動、栄養、休養を中心としながら、飲酒や喫煙などすべての生活習慣を整えていくことが重要です。
これらのうちの一つだけを実施しても、完璧な健康にはなれません。
もちろん、これまで悪い生活習慣だったものが一つでも良い方に変化すれば、健康も良好にはなりますが、完璧ではないのです。
例えば、健康づくりとして体重を減らさなければいけない人が、炭水化物を減らし結果が出たとしても、運動不足も重なっていることは多々あるものです。その場合、体重は改善して一見、健康になったように見えますが、数年後必ず運動不足による問題が現れてくるのです。
1つの指標や効果だけで考えるのではなく、総合的に健康をとらえて、健康づくりを進めていくことが重要なのです。

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‐‐‐本ブログの趣旨‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
本ブログでは、これまで科学的に正しいとされている健康情報についてのみ掲載します。
基本的にすべての情報は、健康指導を専門とする者の教科書や参考書に掲載されている情報であり、専門家の経験を付加して、わかりやすく解説しています。
ブログを読むだけで、正しい健康情報を習得できるような内容になっています。

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2018年3月23日 (金)

【健康習慣作り:花粉症のセルフケア】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報

花粉症は、アレルギー反応であり、鼻炎の一つであることを前回解説しました。
それでは、花粉症の症状をできるだけで起こさないために、日常で行うセルフケアとしてどんなことをすればよいのでしょうか?

‐‐‐■薬‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
薬局で買える市販薬と病院から処方される処方薬のどちらも成分が合えば、花粉症には有効であると考えられます。しかし、薬によって効果が異なるだけでなく、眠気などの副作用も異なります。
毎年、繰り返す可能性のある花粉症ですので、一度は病院を受診して、合う薬を見つけておくとよいでしょう。
なお、市販薬はセルフメディケーション税制が使える可能性があります。

‐‐‐■マスク・メガネ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
花粉症は、目や鼻などの粘膜に花粉が触れることで発生するため、単純ですが、それらの部分を保護することが一番の対策です。その方法として、「マスク」や「メガネ」が代表的です。
マスクは頬や耳の横までフィットする物を選ぶと良いでしょう。また、メガネもゴーグルのようになって隙間から入ってこない物を選びましょう。
できるだけ外では、目や鼻への花粉の侵入口を防ぎ、粘膜と触れさせないようにすることが大切です。

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‐‐‐■天候‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
多くの植物の花粉は、雨の日はあまり飛散しません。
しかし、雨が降った翌日や良く晴れた日は、多く飛散します。
また風の強い日は、花粉が多く飛ばされるだけでなく、地面の花粉も巻い上がるため、さらに多くなります。
天気予報も参考にしながら、予防をしましょう。

‐‐‐■ブラシ・着替え‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
外出時のコートや洗濯物などには、目に見えなくても多くの花粉が付着しています。
玄関でブラシなどを使って払い落としてから、室内に入るようにしましょう。
また、帰宅後はできるだけ早く着替え、生活するスペースとは違うところにコートや衣類を置くようにしましょう。

‐‐‐■空気清浄機‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
最近の空気清浄機には花粉を取る製品も多くありますので、活用すると良いでしょう。
しかし、フィルターの清掃ができていないと、逆に巻き上げてしまう可能性もあります。
空気清浄機のフィルターの手入れは怠らずに行いましょう。

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‐‐‐■まとめ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
花粉症は、全ての人に当てはまるわけではありませんが、多くの人が悩む国民病になりつつあります。
また、花粉症によって、仕事効率が低下しているとも言われています。
自分の症状にあった対策をとって、体調を崩さないように気をつけて、心地の良い春を迎えましょう!

画像出典:https://www.photo-ac.com/ http://www.ac-illust.com/

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位高駿夫[博士(スポーツ健康科学)]
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■協力:株式会社ハイクラス

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2018年3月16日 (金)

【健康習慣作り:花粉症の基礎知識】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報

この時期、花粉症に苦しめられる人が多いのではないのでしょうか?
日常生活の中で、「花粉症」について学ぶ機会は多くないため、今回から2回を使って、花粉症に関する基礎的な知識を習得しましょう。

‐‐‐■花粉症とは‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
花粉症とは、植物の花粉によって、くしゃみや鼻水がでたり、鼻がつまったりするなどのアレルギー症状を引き起こす病気です。
花粉症は、季節性アレルギー鼻炎とも呼ばれているように鼻炎の一つで、日本人の約25%が悩まされているとも言われています。
花粉症を引き起こす植物は60種類近くあるとされており、代表的な植物にスギやヒノキ、ブタクサなどがあります。花粉症の患者さんの約70%は、スギ花粉が原因とされているため、この時期に花粉症が注目されます。
しかし、本来、花粉症は植物の種類によって1年中発生しているのです。

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‐‐‐■花粉症のメカニズム‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
花粉症は、体内に花粉を入れないための免疫(防御)反応です。
詳しく説明すると、体に入った花粉を排除すべき異物と判断すると、身体は花粉に抵抗する物質(IgE抗体)を作ります。
この抗体があるときに、花粉がさらに体内に侵入すると、アレルギー反応として、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどが現れます。これらのアレルギー反応によって、花粉を体内に入れない、もしくは排出しているのです。
また、花粉症になるかならないかは、アレルギー体質を持っているかどうかに依存している部分が大きいとされています。
つまり、IgE抗体は、歳を取ることによってできるようになる方もいれば、ずっとできない方もいらっしゃいます。
花粉症のない方も将来に備えて、セルフケアなどをしないと花粉症になる可能性もあるのです。

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‐‐‐■花粉症の治療法‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
花粉症による症状は、個人によって大きなばらつきがあります。
「くしゃみがひどい」「鼻水が止まらない」「目がかゆいだけ」というように、症状や重症度は十人十色なのです。
そのため、治療法も服薬、スプレー、レーザー治療、免疫療法など様々なものがあります。
花粉症の治療においては、現れた症状を除いたり、緩和したりするための対処療法と、原因を排除するための根治療法の両方を考えなくてはいけません。
症状があり治療法に困っている方は、耳鼻咽喉科を受診して、対処療法と根治療法の両面から検討することが望ましいと考えられます。

花粉症への適切な対処をして、暖かな新しい季節の始まりの準備をしましょう。

写真出典:https://d1f5hsy4d47upe.cloudfront.net/

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<執筆者紹介>
位高駿夫[博士(スポーツ健康科学)]
企業内で研修等による中高年者の運動・健康指導を行う。大学等で教鞭をとりながら、スポーツ健康科学に関する研究も実施。
運動・スポーツを通して、全ての人の健幸に貢献する会社、株式会社ハイクラスを設立した。

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■協力:株式会社ハイクラス

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