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2017年9月15日 (金)

【入浴と睡眠の関係】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報

みなさんは入浴によって、「眠りやすくなった」や「睡眠の質が上がった」と感じたことはありませんか?適切な入浴によって、良質な睡眠を得られることが証明されています。

‐‐‐■入浴が睡眠に与える影響‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
人間の身体の温度(体温)は常に変化していますが、体温が下がるときや体温が低い時には眠気が発生します。特に、体温の低下速度が速い時の方が眠気は増幅するとされています。

この体温の低下を意図的に作りだすことができるのが「入浴」です。実際に、入浴によって睡眠が深くなったという研究報告もされています。入浴は、身体の表面だけでなく、深部の温度を高めます。深部体温を高めるには、シャワーでは難しく、浴槽に浸かる必要があります。しっかりと高まった深部体温は、入浴後に平熱に戻るため急激に低下していきます。これによって、眠気が発生し、良質な睡眠へとつながります。

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‐‐‐■睡眠の質を高める入浴法とは?‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
睡眠の質を高める入浴法にはいくつかのポイントがあります。
まずは、入浴タイミングは、睡眠の1~2時間前くらいが理想的です。また、温度は40℃前後が理想でしょう。36~38℃では体温とあまり変わらず、温まるという点では少し低いのに対して、42℃を超えるようなお湯に長時間はいると交感神経が働いてしまい、かえって目を覚ましてしまいます。
入浴時間は、身体の深部を温めるという点を考えると10分以上の時間が必要です。しかしながら、長ければいいわけでなく、1時間を超えれば、お湯や体温も下がってきてしまいますので、10~30分程度で考えるとよいでしょう。

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‐‐‐■お風呂での睡眠は控えましょう‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
疲れている時に気持ちが良くて、お風呂でウトウトすることもあると思います。しかし、お風呂での睡眠は「百害あって一利なし」と言えるでしょう。代表的な害として、溺死や脱水症状があります。
さらに、睡眠と思っている時間は脳血流量不足によって失神している可能性もあります。よって、お風呂で寝ることは避けるよう、注意しましょう。

‐‐‐■最後に‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
私もまさに、入浴後2時間たった今、このブログを執筆しています。良質な睡眠を得るには、本来、寝る直前にパソコンの画面を見る事もよくありません。睡眠には様々な要因が影響を与えていますので、入浴だけではありませんが、入浴法の改善は良質な睡眠獲得のために実践してみる価値はあるでしょう。

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<執筆者紹介>
岡本尚己[健康運動指導士]
高齢者の筋肉量減少を予防する運動教室「筋活」やウォーキング教室など、地域で運動教室の講師を多数担当中。カウンセリング形式の個別の運動指導も実施中。

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■協力:株式会社ハイクラス

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現在レスタでは「スパでセルフメディケーション」というコンセプトのもと、よりいきいきと元気に過ごすための「ご自身による健康管理」を応援しています。
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