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2017年6月 9日 (金)

【身体活動とは?増加させる方法】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報

健康づくりにおいて、食事への注意だけでなく、運動(身体活動)の実施も非常に重要な意味を持っています。そもそも健康づくりのためには、運動を実施するよりも前に、まず身体活動を増やす必要があります。
まずは、運動と身体活動の違いから、話を進めていきます。

‐‐‐■身体活動とは‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
身体活動とは「安静にしている状態より多くのエネルギーを消費するすべての営みのこと」を指します(厚生労働省)。
そして、身体活動は、体力の維持・向上を目的として計画的・意図的に実施する「運動」と運動以外の通勤・通学や家事活動などで行われる「生活活動」に分類されます。

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運動を実施する事ももちろん重要ですが、身体を動かす全ての活動である「身体活動」の増加を意識することが健康づくりの第一歩となります。

‐‐‐■現代人の身体活動量‐‐‐‐‐‐‐‐‐
身体活動量は、便利な社会になったことによって気付かぬうちに減少しています。
例えば、車やエスカレーター、洋式トイレ、自動掃除機、テレビゲームなど身体活動量を減らす物がどんどん世の中に出てきています。
身体活動量が減少すると、体力低下や疾病のリスクとなります。もちろん、メタボリックシンドロームやロコモティブシンドロームなどにつながります。

‐‐‐■身体活動量の指標「歩数」‐‐‐‐‐‐‐‐‐
身体活動量のわかりやすい指標は「歩数」です。止まって身体を動かすストレッチや筋力トレーニングなどを除き、ほとんどの身体活動は歩数で評価することができます。
厚生労働省は健康日本21(第二次)の中で、国民の歩数の目標値を
■成人男性は9,000歩(65歳以上は7,000歩)
■成人女性は8,500歩(65歳以上は6,000歩)としています。

201706092あくまでもこれは目標値で、体型を変えたい人に十分な歩数とは言えません。
しかし、この目標値は健康づくりのために必要な歩数です。事務仕事の多い方は、この目標値を達成するのも容易ではありません。
まずは毎日この目標値を達成できるように取り組んでみましょう。
そのためには「階段を使う」「犬の散歩に行く」「駐車場を遠くする」「一駅歩く」など簡単にできる取り組みから始めていくと良いでしょう。もちろん、ジョギングや筋トレなどの運動の実施でも構いません。

食事を1日3食摂るように、身体活動も毎日まずは歩数の目標値を達成していきましょう。
趣味や買い物などどんな活動でもいいので、身体活動を増やしていきましょう。

※写真出典 http://01.gatag.net/0006763-free-photo/

Photo<執筆者紹介>
岡本尚己[健康運動指導士]
高齢者の筋肉量減少を予防する運動教室「筋活」やウォーキング教室など、地域で運動教室の講師を多数担当中。カウンセリング形式の個別の運動指導も実施中。
詳細なプロフィールはこちら

■協力:株式会社ハイクラス

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現在レスタでは「スパでセルフメディケーション」というコンセプトのもと、よりいきいきと元気に過ごすための「ご自身による健康管理」を応援しています。
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