【感染症を予防しよう!】~正しく知ろう!健康科学情報と簡単エクササイズ
【今回から内容をリニューアルして、毎月2回「健康科学情報」と、「簡単に自宅でもできるエクササイズ」をご紹介して参ります。日々の健康を保つための参考にしていただければ、と思います。】
-----------------------------------------------------------------
新年度に入り、暖かい日も増え、過ごしやすい季節となりましたね!
しかし、依然として、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、多くのイベントの延期や中止など自粛が続いていますね。
都内近郊では、感染拡大に伴い、「不要不急の外出を控えましょう」という言葉をよく耳にするようになりました。
1人1人が感染を防ぐため、もう一度、感染症予防のために何をすべきか確認をしていきましょう。
‐‐‐■手洗いを心がけましょう‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
感染症の原因となる細菌やウイルスは、ドアノブや電車のつり革、スイッチやボタンなど日常生活のいたるところに付着しています。
これらを手で触り、手を洗わずにそのまま目や鼻、口などに触れ、体内に侵入することで感染に至る場合があり、これを「接触感染」と呼びます。
接触感染は手で触った細菌やウイルスが体内に入ることで引き起こされるため、食事前を中心とした手洗いが重要となります。
■手洗い方法の手順は、厚生労働省や首相官邸などのホームページ(以下、URL)でも公開されているので、もう一度読んでおきましょう。
https://www.cas.go.jp/jp/influenza/pdf/tearai.pdf
「爪の間」や「手首」は忘れやすい箇所で、普段は洗わない方も多くいると思いますので、丁寧に行いましょう。
また、洗い流したあとも家族共有でのタオルを使っていたり、服など清潔でないもので拭いたりしてしまうと、細菌やウイルスが再び付着する可能性があるので、清潔なタオルなどでしっかり拭きとるように心がけましょう。
‐‐‐■正しいマスクの着用を‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
その他の代表的な感染経路は、「飛沫感染」や「空気感染」があります。
飛沫感染は、咳やくしゃみ、会話によって飛ぶつばなどの飛沫(こまかい水分)に含まれる病原体を吸いこんでしまうことで、症状を引き起こす可能性があります。
一方、空気感染は、空気中に漂う細菌やウイルスを吸い込むことで、症状を引き起こす可能性があります。
飛沫感染では最低でも2m程度は届く範囲ですが、空気感染では、どこにいても細菌やウイルスを吸い込む危険性があります。
いずれにしても、細菌やウイルスを吸い込まない、または拡散させないためにも、マスクの着用によって、感染予防や拡大防止につながります。
マスクの着用方法についても以下のホームページを参考に正しくつけるように心がけましょう。
https://www.cas.go.jp/jp/influenza/pdf/seki.pdf
マスクがない場合は、ハンカチやタオルなどで鼻や口を覆うことでも、予防となります。
‐‐‐■「3密」を防ぐ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
3月末に新たに感染症拡大防止のために「NO!!3密」という言葉で呼びかけています。
①換気の悪い「密」閉空間
②多くの人の「密」集する場所
③近距離での「密」接した会話
多くの企業では、自宅でも仕事ができる(テレワークなど)ような対策をしており、感染予防をしています。
窓を開けての換気や、イベント等で多くの人が集まる場所へ行かない行動は、自分が感染しないようするためにも、他人に感染させないようにするためにも重要な対策となります。
‐‐‐■最後に‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
今回の新型コロナウイルスに関する情報はテレビやインターネット等でも、正しい情報から不確かな情報まで流れることがありますので、1つの情報だけで判断しないように心がけましょう。
また、感染が疑われる場合には、各都道府県で公表されている「帰国者・接触者相談センター」へ相談をしましょう。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html
画像出典:
https://d1f5hsy4d47upe.cloudfront.net/9e/9e87f5c0e51bbcfe10f295895b54f46a_w.jpg
https://d1f5hsy4d47upe.cloudfront.net/08/08f982d6cc8b83db9513e9e3880f7727_w.jpg
<執筆者紹介>
岡本尚己[健康運動指導士]
中高年者から高齢者を中心に運動教室やカウンセリングを通して、健康づくりの指導や支援を実施中。学会発表などの研究活動も行い、健康科学に基づいた指導を追究中。
詳細なプロフィールはこちら