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2018年10月19日 (金)

【トレーニングの原理】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報

みなさんはこれまでにトレーニングをしたことはありますか?
トレーニングを行う際に理解しておくべき“トレーニングの3つの原理”についてここでは解説します。

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‐‐‐■1.過負荷の原理‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
“過負荷の原理”は、自分の現状よりも強い刺激(過負荷)を身体に課すことで、身体はその刺激に適応しようとして、それを楽に感じるように変わっていく、というものです。
つまり、言い換えると“身体に適切に負荷をかけなければいけない!”ということになります。
ダンベルやバーベルを持ってトレーニングをしていると、なんだかトレーニングをやっている感じがでますが、それだけで満足してはいけません。
トレーニングの効果を出すためには、“やっている感じ”だけではダメなので、しっかりと身体に負荷をかけるこが大切ということを過負荷の原理は示しています。

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‐‐‐■2.特異性の原理‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
“特異性の原理”は、トレーニングの効果は実施した運動の内容を色濃く反映するため、目的に応じたトレーニングを選ぶことが必要、というものです。
たとえば、マラソン大会出場に向けてトレーニングする時に、水泳をしますか?
怪我などの特別な場合は除きますが、マラソンで結果を出したいのであれば、走る動作であるランニングをしますよね。
トレーニングもそれと一緒で、“ここの筋肉を大きくしたい”、“ここのラインを良く見せたい”というように、“自分のねらい”に応じてやっていく必要があります。

‐‐‐■3.可逆性の原理‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
可逆性の原理は、読んで字のごとく、“逆もまた可なり”ということで、トレーニングをしなければ元に戻る、というものです。
つまり、この可逆性の原理からの大きなメッセージとして、トレーニングを止めてしまえば、元に戻ってしまう、ということになります。
トレーニングし始めた最初の1ヶ月間を猛烈に頑張っても、次の1ヶ月間何もしなければ身体は元に戻ってしまいます。元に戻さないためにも継続的に頑張りましょう、ということですね。

‐‐‐■まとめ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
トレーニングの原理について、理解できましたか?
勉強やスポーツ、仕事など、何事にも最低限のルールがあります。トレーニングもそれと同じで、最低限知っておくべき3つのルールがあります。
これからトレーニングを頑張ってみようと思っているみなさん、
1.過負荷の原理
2.特異性の原理
3.可逆性の原理
以上の3原理を踏まえてトレーニングをしていきましょう。

画像出典:

https://www.photo-ac.com/main/detail/1573742
https://www.photo-ac.com/main/detail/45246

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<執筆者紹介>
中村智洋[博士(スポーツ健康科学)]
高校生、大学生年代の自転車競技の指導を行い、エビデンスに基づいたトレーニングを展開。現場での指導とともに、自転車競技のパフォーマンス向上に関する研究活動も実施。

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現在レスタでは「スパでセルフメディケーション」というコンセプトのもと、よりいきいきと元気に過ごすための「ご自身による健康管理」を応援しています。
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