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2018年4月27日 (金)

【日本人の死因の変化】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報

どんなに技術革新が進んでも、人はいつか必ず亡くなってしまいます。
様々な健康づくりの方法が言われても、不老不死はまだ、あり得ないのです。
人の死亡する原因は、健康科学の知識や一般教養としても知っておくとよいでしょう。

‐‐‐■日本人の死因‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
平成27年に厚生労働省から発表された日本人の死因は以下のようになっています(詳細は画像)。
1位:悪性新生物(がん)
2位:心疾患
3位:肺炎
4位:脳血管疾患
5位:老衰

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‐‐‐■今と昔で違う死因‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
平成27年の死因は前述のようになっていますが、昭和22年の死因の1位は結核だったのです。
結核で亡くなる人は、今、心疾患でなくなる人よりも多かったとされています。
結核は感染による病気のため、予防接種などによって極端に減少し、今の日本において結核で亡くなる人はほとんどいません。発展途上国などでは、まだまだ減っていないのも現状で、ワクチンなどの支援がされているのはそのためです。
つまり、日本は感染による死亡は極端に少なくなった一方で、生活習慣などに起因する疾患の死亡者数が増加してきているのです。

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‐‐■現代の日本人の死因は生活習慣に起因している‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
現代の日本人の死因は生活習慣に関連する病気とされています。
老衰でなくなる人は、約85,000人(第5位)とまだまだ少なく、悪性新生物、心疾患、肺炎、脳血管疾患で約6割の方がなくなっています。
適切な運動、栄養、休養を中心とした良い生活習慣によって、減少させることが可能であると考えられています。
老衰が必ずしもいいとは限りませんが、「天命を全うする」ということや、「自立した生活をより長く送る」、「最期は自宅で」ということの実現に繋がる可能性は高くなるのです。

今回は、死因という少し暗いテーマになりましたが、しっかりと現状を知ることで、健康づくりの取り組みや意識は変わっていくはずです。
日常の生活習慣が亡くなる原因に大きく影響していることは忘れてはいけません。

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<執筆者紹介>
位高駿夫[博士(スポーツ健康科学)]
株式会社ハイクラス 代表取締役
企業内で研修等による中高年者の運動・健康指導を行う。大学等で教鞭をとりながら、スポーツ健康科学に関する研究も実施。
運動・スポーツを通して、全ての人の健幸に貢献する会社、株式会社ハイクラスを設立した。

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