【北海道フェア】北海道の食材で健康に~専門家による健康科学情報
2019年も残すところあと1ヶ月を切る中、冷え込みも厳しい冬本番を迎えましたね。
さて、タイムズ スパ・レスタでは、2019年12月~2020年2月までの3か月間「北海道フェア」を開催しています。
期間中、北海道にちなんだ食材を使用した商品も提供されています。
北海道と言えば、ホタテやカニなどの海鮮をはじめ、豚丼やジンギスカン、チーズや牛乳、ジャガイモなどの特産品がたくさんあります。
今回は、北海道の特産物の中から、体力をつけたいこの時期におすすめの食材について、ご紹介します。
‐‐‐■カニ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
カニ(ズワイガニ、ゆで)は可食部100gあたり69kcalでタンパク質は15.0gと低カロリーかつ高たんぱくな食材です。
さらに、ビタミンB群やミネラルも豊富に含み、疲労回復や免疫力の向上に効果のある食材として、知られています。
特に、体内の状態を一定に維持できるように調節する機能(恒常性:ホメオスタシス)を高めるアミノ酸の一種であるタウリンが多く入っています。
タウリンは主に、肝臓のはたらきを助け、血中の悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす作用や血圧を正常に保ったり、下げたりする作用があります。
また、甲羅の部分に含まれるアスタキサンチンという赤い色素には、抗酸化作用があると注目され、老化防止に効果があると期待されています。
‐‐‐■ジャガイモ(馬鈴薯など)‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ジャガイモは糖分が多く含まれ、主食としても用いられる食材ですが、ビタミンB群やビタミンC、カリウムなども豊富に含まれています。
糖質が多いイメージもあるかもしれませんが、可食部100gあたり糖質(炭水化物)は17.3g、エネルギー量は76kcalで、同量の白米(炭水化物36.1g、エネルギー168kcal)と比べ糖質、エネルギー量ともに半分以下くらいと少ないのです。
さらに、ビタミンCがミカンと同じくらい豊富に含まれていることもジャガイモの特徴です。
ビタミンCは熱に弱く加熱すると溶け出てしまう特徴がありますが、外側がでんぷんで覆われ、ビタミンCが失われにくいため、多く摂取すること可能です。
‐‐‐■ジンギスカン(羊肉)‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
北海道は酪農も盛んで、牛、豚もとても有名ですが、羊肉を食べるジンギスカンも有名ですね。
羊肉は、ラム(仔羊肉)とマトン(成羊肉)の主に2種類に分けられ、一般的には臭みのないラム肉が食べられることが多いです。
羊肉は、牛や豚に比べ、低エネルギー、高たんぱくで、銅(ヘモグロビンを生成に必要)や亜鉛(タンパク質の合成に必要な酵素の材料の1つ)などのミネラルも豊富に含まれているのが特徴です。
また、羊肉の脂肪は牛肉や豚肉に比べ、融点が高く、体内に入っても吸収されにくい上、脂肪燃焼のはたらきや筋肉の損傷を抑えるはたらきがあると報告されている、カルニチンも多く含まれています。
‐‐‐■最後に‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
このように北海道産の食材は、疲労回復や免疫力を高める食材がたくさんありますので、積極的に食べましょう!
※文中の食品成分については、文部科学省食品成分データベースを参考に記載しています。
画像出典:
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<執筆者紹介>
岡本尚己[健康運動指導士]
中高年者から高齢者を中心に運動教室やカウンセリングを通して、健康づくりの指導や支援を実施中。学会発表などの研究活動も行い、健康科学に基づいた指導を追究中。
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