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2019年12月20日 (金)

【年末年始のお酒の摂取量に注意!】~専門家による健康科学情報

今年も残りわずかとなりましたね。
この時期は忘年会など年末年始にかけてお酒を飲む機会が増える方が多いと思いますが、飲みすぎには注意しましょう。
今回は、お酒のエネルギー量(カロリー)について解説します。
毎年、年末年始で体重が増加してしまう方は必見の内容です。参考にしてみてください。

‐‐‐■アルコールにもエネルギー量(カロリー)はある‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
お酒はアルコール度数によってエネルギー量が変わります。アルコールは1gあたり約7kcalとされています。
糖質やタンパク質は1gあたり4kcalですので、それよりも多くのエネルギー量を含んでいます。
さらに、アルコール度数が高くなるとエネルギー量も高くなります。
例えば、ビールは100mlあたりアルコール度数4~5%で40kcalに対し、同量のウイスキーではアルコール度数は40%で237kcalとなります(表1)。

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‐‐■一般的なお酒のエネルギー量‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
先ほどは、100mlあたりのエネルギー量を説明しましたが、実際にはアルコール度数が高いものは少量であったり、水などで割ったりしながら飲む場合が多いため、摂取量も変化します。
表2は一般的にお店で出される1杯あたりの量とエネルギー量を示しました。
例えば、ビールは、アルコール度数が低いため、たくさん飲んでしまう方も多いと思いますが、中ジョッキ(500ml)で約200kcalと白米茶碗1杯とほとんど変わらない量となります。
食事量が少なくても、お酒を多く摂取していれば多くのエネルギー量を摂取してしまいます。

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‐‐‐‐‐■糖質やプリン体にも注意!‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
エネルギー量だけでなく、血糖やHbA1cの値が高い方は糖質(炭水化物)の摂取に注意しましょう。
ビールはもちろん、酎ハイのような甘い飲み物や日本酒等にも糖質が多く含まれています。
また、尿酸値が高い方はプリン体の摂取量にも気を付けましょう(表2)。
「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン(第2版)」ではプリン体の摂取は1日400mlを目安としており、摂取過多であると、痛風の危険性が高まるとしています。
プリン体は、食べ物でも特に肉類(特にレバー)や魚介類、干物などにはたくさん含まれており、お酒だけでなく食品にも注意が必要です。

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‐‐‐■最後に‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
2日酔いの予防やアルコールなどについては過去に記事もありますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

【二日酔いの予防と対策】http://blog.timesspa-resta.jp/2017/12/post-c638.html
【お酒の適正な量とは?】http://blog.timesspa-resta.jp/2017/12/post-c638-1.html

楽しく健康に過ごして、2020年を迎えましょう!

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<執筆者紹介>
岡本尚己[健康運動指導士]
中高年者から高齢者を中心に運動教室やカウンセリングを通して、健康づくりの指導や支援を実施中。学会発表などの研究活動も行い、健康科学に基づいた指導を追究中。

詳細なプロフィールはこちら 

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現在レスタでは「スパでセルフメディケーション」というコンセプトのもと、よりいきいきと元気に過ごすための「ご自身による健康管理」を応援しています。
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