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2018年12月28日 (金)

【寝正月を防ぎましょう!】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報

年末年始は仕事も休みとなり、通勤や仕事での移動がなくなるなど活動量が低下する方も多いのではないでしょうか?
そのため、外出をせず、家で休憩したり、寝たりする「寝正月」となってしまう経験はありませんか?
寝正月で身体をほとんど動かさなければ、体力が低下し、1年の良いスタートを切ることができなくなります。

‐‐‐■寝正月は筋肉量減少につながります‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
正月休みはほとんどの人が1~2週間程度あると思います。
この期間で、身体を動かさなければ体重増加や筋肉量の減少などの可能性が考えられます。
コペンハーゲン大学の研究では、2週間ほとんど身体を動かさない場合、若い男性で、筋肉量は485g、65歳以上の男性で250g減ることや下肢筋力が25~30%程度も低下すると報告されています(1)。
元々筋肉量が多い人の方が、低下する量も多いといわれているため、若い人も注意しなければなりません。
さらに、減ってしまった筋肉量はトレーニングをしても元の筋肉量に戻すまでに3倍以上の時間が必要という報告もされています(2)。
このように一度落ちてしまった筋肉をもとに戻すには時間がかかるため、仕事をしている時と同程度は身体を動かす必要があります。

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‐‐‐■外に出るきっかけをつくりましょう‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
寝正月を防ぐためには、外に出ることが有効です。年末年始ならではの活動もたくさんあるので、ぜひ参考にしてみてください。

●大掃除
年末は大掃除が代表的な活動です。
窓を拭いたり重いものを動かしたりと高強度な活動も含まれます。
ケガをしたり、筋肉痛になったりすると活動量が落ちますので、ストレッチを十分に行い、休憩も取るなど無理のない範囲で実施しましょう。

●初詣に歩いて行く
多くの神社には階段や坂があり、運動量を増やすことができます。
いつもより遠い大きな神社へ歩いて行くなども良いでしょう。

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●初売り
デパートやアウトレットなど広い場所での買い物は、歩く量も増えます。
欲しいものを見ながら歩くことは苦にならないので、気づいたら、いつもよりも歩く量が増えるかもしれません。

●箱根駅伝
いつもはテレビで見ている箱根駅伝も、今年は生で見てみませんか?
選手が走る区間も東京~箱根間と広いので、お近くの場所まで行って応援してみましょう!

‐‐‐■最後に‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
まずは、年末年始の過ごし方について少し見直してみましょう。
毎年、寝正月だという方は、今年は1つでも多く外出する機会を作りましょう!

参考文献
1)https://www.medicaljournals.se/jrm/content/abstract/10.2340/16501977-1961
2)https://www.sciencedaily.com/releases/2015/06/150626095520.htm

画像出典:https://www.photo-ac.com/

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<執筆者紹介>
岡本尚己[健康運動指導士]
中高年者から高齢者を中心に運動教室やカウンセリングを通して、健康づくりの指導や支援を実施中。学会発表などの研究活動も行い、健康科学に基づいた指導を追究中。

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現在レスタでは「スパでセルフメディケーション」というコンセプトのもと、よりいきいきと元気に過ごすための「ご自身による健康管理」を応援しています。
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