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2018年8月24日 (金)

【現代人の和食】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報

あなたは和食と洋食、どちらが好きですか?
今回は、海外からも関心の高い“和食”についてまとめました。

‐‐‐■和食の定義‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
イメージする和食とは、どのようなものですか?ご飯・汁もの・主菜・副菜が並んだものでしょうか?
それとも、親子丼や牛丼などの丼物でしょうか?
実際、和食は明確に定義されておらず、時代や人によって、和食に対するイメージが異なっています。
農林水産省のウェブサイトによると、「ご飯と漬物に加えて、一汁三菜(汁が1種類に、おかずが3種類)の形式の食事」が、一般的な和食とされることが多いようです。
そのため、すき焼きや寿司などは“日本食”に分類され、和食との言葉の使い分けがなされているようです。

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‐‐‐■和食の良い点・悪い点‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
古くからある和食には、良い点と悪い点がそれぞれいくつかあります。

悪い点としては、例えば、食べ物を塩漬けにする調理法「塩蔵」が東北地を中心に行われています。
和食でよく用いられる塩蔵品は、高血圧の要因となる塩分を多く含んでいるため、必ずしもいいとは言えません。また、和食ではチーズ、牛乳等の乳製品が少なく、カルシウム不足などに陥りやすい可能性も指摘されています。
上記のような悪い点はありますが、実際には良い点も多いとされています。
主食(米)の穀類だけでなく、野菜類、魚介類、海藻類が使用される和食では、食物繊維の摂取が期待できます。さらに、和食の食材に欠かせない大豆・大豆製品は植物性タンパク質と呼ばれ、低カロリー・低脂肪な上に栄養価が高いとされています。
日本人である我々は、和食の良い点と悪い点を理解したうえで食べるようにしていきたいですね。

‐‐‐■欧米化する和食‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
戦後の日本は、時代と共に主菜のバリエーションが豊富になってきました。
朝食の代表的な主菜である焼鮭に代わり、ソーセージやハムが食卓に並ぶことも増えたかと思います。
昔は主菜から摂れるタンパク質は、魚介類や植物性タンパク質でしたが、現在は肉類からの摂取が多く、タンパク源が変化しています。
肉類は、タンパク質の摂取という点では、良好ですが、同時に脂質や糖質の摂取量増加にもつながります。
ここ50年ほどの和食の欧米化は、生活習慣病進行の一要因として危惧されるようになりました。
現代の和食が必ずしも健康というわけではないようです。

‐‐‐■まとめ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
健康的な食事の代表の1つに「地中海食」が挙げられます、糖尿病の予防・改善に効果的であるとし、数多くの報告がなされています。
一汁三菜に牛乳と果物を足した1980年頃の和食は理想の形式であり、日本型食生活と称して推奨されています。地中海食のように和食(日本型食生活)が定義づけされ、科学的に解明されることで、健康に有益な食事として広まるかもしれません。
2013年に和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたことを追い風に、今後さらに和食が世界の注目を集めることでしょう。

画像出典:

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<執筆者紹介>
宇野真里子[健康運動指導士]

東海大学大学院体育学研究科 修士課程在学中
「健康づくり支援事業」を中心に活動。
健康運動指導士として、高齢者の運動教室での体操導から行政での運動指導と地域に根付いた活動を行う。主にストレッチが定評で、自身もヨガの勉強している。研究活動も実施し、成果を現場の指導に活かして、質の高い支援の提供を目指して奮闘中

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■協力:株式会社ハイクラス

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現在レスタでは「スパでセルフメディケーション」というコンセプトのもと、よりいきいきと元気に過ごすための「ご自身による健康管理」を応援しています。
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