【肩こり予防のストレッチング】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報
肩こりに明確な定義はありません。
しかし、一般的に肩こりとは、首や僧帽筋などの筋肉の血行が悪くなることで、肩の周りが重く、だるい状態や痛みを伴う症状を指します。
肩こりの予防・解消には、肩周囲の筋肉を適度に動かす(ストレッチング)ことが大切であるとされています。単に、筋肉を伸ばす静的ストレッチングよりも、動的ストレッチで筋肉を動かし、肩周辺の血流を増加させることが現代人には必要であると考えられます。
そこで、今回は代表的な2つの動的ストレッチングを紹介します。
‐‐‐■肩の上下運動‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
①力を抜いた状態で、両腕を真横におきます。
②息を吸いながら、両肩を耳に使づけるように真上に引き上げます。
③肩を上げきったところで3秒静止します。
④息を吐きながら肩の力を抜き、肩を元の位置まで戻します。
※1セット10回程度を目安にしましょう。
※肩をおろすときにストンと勢いをつけてしまうと反対に首を痛める危険もありますので注意しましょう。
‐‐‐■肩回し‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
①右手を右肩に、左手を左肩に置きます。
②手を置いてる場所を中心に肘で円を描くように、前から後ろへゆっくり大きく回します。
③10回回したら、反対に後ろから前へ回しましょう。
※自然な呼吸を心がけ、息を止めずリラックスして行ってください。
この2つの動的ストレッチングは、肩こりがある人も実施できるストレッチとなっています。
まずは、朝起きた時やお昼休みの時など、こまめにに実施してみると良いでしょう。
<執筆者紹介>
岡本尚己[健康運動指導士]
高齢者の筋肉量減少を予防する運動教室「筋活」やウォーキング教室など、地域で運動教室の講師を多数担当中。カウンセリング形式の個別の運動指導も実施中。
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■協力:株式会社ハイクラス
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現在レスタでは「スパでセルフメディケーション」というコンセプトのもと、よりいきいきと元気に過ごすための「ご自身による健康管理」を応援しています。
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