【血圧計の測定と結果】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報
今回はセルフチェックコーナーに設置してある「血圧計」についてのお話です。
そもそも、「血圧」とは何か?というと“心臓から流れる血液が血管を押す力”を指します。
心拍数と同様に、常に変化していますので、なるべく毎日一定のタイミングで測定する事が大切です。
---■測定の際の重要なポイント----------
血圧を測定する時には、下記のことに気をつけて測定するのが大切です。
① 起床後1時間以内
② トイレ後
③ 1~2分の安静後
④ 食事前
⑤ 服薬前
⑥ 心臓と同じ高さで測定
---■測定結果の見方----------
安静時の収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上で、高血圧と診断されます。 高血圧の自覚症状はほとんどありませんが、血管や臓器に負担をかけ、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを著しく増加させます。
血圧が高いだけと侮らずに正常範囲内にいられるように、取り組みをすることが大切です。
なお、測定された血圧は病院と自宅では違う場合があります。その際、医師から家庭での血圧を聞かれることがあるので、家庭での測定も習慣にして手帳などに記録しておくとよいでしょう。
---■レスタで測定する時には----------
レスタでの測定は、入浴前に確認しておくことが大切です。
なぜならお風呂では、脱衣、サウナ、水風呂など血圧の変動が大きくなるので、入浴前の血圧測定は体調把握のためにも有益です。
血圧の変動は身体に大きな負担を与え、脳梗塞などを引き起こす引き金となる可能性があります。入浴前の血圧がいつもより高いときは、サウナや水風呂を控えることが望ましいと言えます。
血圧は、自分の体調などから感じ取ることは難しいので、測定を行い確認しましょう。
血圧の改善には、食事や運動、ストレスの改善が必要です。
セルフメディケーションを推進することで改善していきます。
4月は、レスタで測定できる「体組成」と「血圧」についてお話しました。5月は、日頃の健康チェックをふまえた「健康づくりのキホン」について、お伝えします。お楽しみに。
<執筆者紹介>
位高駿夫[博士(スポーツ健康科学)]
企業内で研修等による中高年者の運動・健康指導を行う。大学等で教鞭をとりながら、スポーツ健康科学に関する研究も実施。
運動・スポーツを通して、全ての人の健幸に貢献する会社、株式会社ハイクラスを設立。
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■協力:株式会社ハイクラス
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現在レスタでは「スパでセルフメディケーション」というコンセプトのもと、よりいきいきと元気に過ごすための「ご自身による健康管理」を応援しています。
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