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2020年12月 4日 (金)

【コロナ禍での運動不足による健康二次被害を防ごう!】~正しく知ろう!健康科学情報と簡単エクササイズ

12月に入り、今年も残り1か月を切りましたね。
今年は新型コロナウイルスの話題で持ち切りでしたが、どのようにお過ごしでしたか?
運動不足になってしまい、なかなか身体を動かせなかった方も多いのではないでしょうか。
さらに、気温も下がり、さらに活動量が減ってしまう方も多いのでは…?
そこで今回は、先月スポーツ庁が公表した「運動不足による健康二次被害を予防するためにーリーフレット・ガイドライン」について解説をします。

‐‐‐■運動不足による健康二次被害とは?‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
運動不足による健康二次被害とは、新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴い、外出自粛を意識してしまうあまり、運動不足によって身体的及び精神的な健康を脅かすことをさします。
例えば、民間の調査では、外出自粛に伴い、

・1日当たりの歩数が減少
・体重の増加
・テレワークによる「肩こり・腰痛」「目の疲れ」等の不調の訴えが増加
・座位時間が長くなることにより、血流の悪化や血栓ができるリスクが上昇

などの影響があると発表しています。
また、外出を自粛したことによる運動不足は、「筋肉量や筋力の低下」などに伴い、転倒や骨折などのリスクが増えるとも言われています。
特に高齢者では、2週間家の中で動き回らないだけでも、足の筋肉量が3.7%(約3.7年分)の減少し他という報告もされています。

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‐‐‐■テレワークで座位時間が増えた方へ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
働いている人の多くは、テレワークなどで通勤時間が無くなってしまった方や通勤はしているけれど、車移動が増えてしまった方なども多いのではないでしょうか。
ある研究では、1日に11時間以上座っている人は4時間未満の人に比べて死亡リスクが40%高まると報告されています。
特に、1日の間で座っている時間が同じでも、長時間連続して座っている人の方が腰痛を引きこしたり、生活習慣病のリスクが高まったりと健康を害しやすいことも報告されています。
しかし、こまめに立ち上がり5分程度歩くことでも、リスクを下げることは可能ですので、休憩時間を設定し、座りすぎを予防していきましょう。

‐‐‐■身体を動かすためには支え合いも大切‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
これらの健康二次被害を防止するためには、家族など近くにいる人たちで支え合うことも有効です。
例えば、会話や声がけを積極的に行い、散歩をするように勧めるなど、「コロナだから動けないよね・・・」といった理由での運動不足を解消させてあげましょう。
また、直接会えないまたは近くにいない場合でも電話やSNSを通じて、話をするのも良いでしょう。

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‐‐‐■最後に‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
スポーツ庁が公表した「運動不足による健康二次被害を予防するためにーリーフレット・ガイドライン」については、以下のURLでもご確認いただけます。
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop05/jsa_00010.html?fbclid=IwAR01CJBaojmMKzrtVEpCU2PJcneqvZtw1fjaxkuy-zkJwCVbq0c__XsFN64#006
感染症対策は十分にしながら、正しく運動をすることで、健康二次被害を予防していきましょう!

画像出典:

https://d1f5hsy4d47upe.cloudfront.net/3a/3adaabebcf57366989861df4c94e9951_w.jpeg
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<執筆者紹介>
岡本尚己[健康運動指導士]
中高年者から高齢者を中心に運動教室やカウンセリングを通して、健康づくりの指導や支援を実施中。学会発表などの研究活動も行い、健康科学に基づいた指導を追究中。

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