【運動不足は大問題!】セルフメディケーション~専門家による健康科学情報
最近「運動不足」や「体を動かす機会が減った」と感じていませんか?感じていないとしたら、それは大問題です。
車や自転車で移動をしたり、駅にはエスカレーターやエレベーターがあり、仕事はパソコン作業などで座りっぱなし。高度経済成長期以降、便利で楽に生活できるツールが増えました。
しかし、それと同時に日常生活の中での活動量はどんどん減少し、知らず知らずのうちに運動不足の人が増加しているのです。
---■運動不足の影響----------
では、運動不足になるとどうなるのでしょうか。
運動不足は、筋肉量を減少させ、体脂肪量を増加させます。さらには、血管の柔軟性や骨密度を低下させるなど、様々な悪影響があります。
最近の研究(Ikeda et al., 2012)で、リスク要因別の死亡者数が報告されました。
第1位:喫煙
第2位:高血圧
第3位:運動不足
第4位:高血糖
第5位:塩分の高摂取
実は、日本人の場合、「運動不足」がリスクとなって亡くなる方が多いのです。リスクとして高そうな高血糖(第4位)や塩分の高摂取(第5位)、アルコール摂取(第6位)、過体重・肥満(第11位)などよりも運動不足は危険と考える事もできるのです。
---■運動不足の解消方法----------
「どんな運動をすべきなのか?」はこれから解説していきます。まず大事なのは日常生活から、少しでも身体を動かすように意識することです。
・エスカレーターではなく、階段を使う。
・自転車ではなく、速歩で移動する。
・電車で席が空いても座らない。
一例にすぎませんが、普段のちょっとした生活の中での運動(身体活動)も効果があり、とても重要です。もちろん、まとまった時間の運動やスポーツも重要です。
自分の日常生活の運動(身体活動)量を確認し、足りなければ増やす試みをしていきましょう。
<執筆者紹介>
岡本尚己[健康運動指導士]
高齢者の筋肉量減少を予防する運動教室「筋活」やウォーキング教室など、地域で運動教室の講師を多数担当中。カウンセリング形式の個別の運動指導も実施中。
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■協力:株式会社ハイクラス
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現在レスタでは「スパでセルフメディケーション」というコンセプトのもと、よりいきいきと元気に過ごすための「ご自身による健康管理」を応援しています。
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