【北海道フェア:北海道の食材で健康に!】~正しく知ろう!健康科学情報と簡単エクササイズ

タイムズ スパ・レスタでは、2021年3月1日~年5月31日までの3か月間「北海道フェア」を開催しています。
期間中は北海道にちなんだ食材を使用した商品も提供されています。
以前の同フェアでも、北海道の特産物についてご紹介したので、そちらもご覧ください※http://blog.timesspa-resta.jp/2019/12/2019-64a5.html
なお、今回は第2弾として、筋肉をつくるために必要なタンパク質を含む食材を中心に健康に良いとされる栄養素について解説をします。


‐‐‐■豚丼(豚肉)‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
北海道の十勝や帯広地方では、豚丼が有名なグルメの1つとなっています。
豚肉(バラ肉)は100gあたり14.6gとタンパク質が豊富に含まれている他に、牛肉や鶏肉に比べ、ビタミンB1が多く含まれている食品です。
ビタミンB1は糖質をエネルギー源として使うために必要な栄養素で、不足すると必要なエネルギーが生成されないため、食欲不振や疲れやすい、だるいなどの症状が表れます。
さらに、脳で使われるエネルギーは糖質から生成されるため、不足すれば機能が低下するおそれもあります。
また、糖質の摂取が多い人や身体活動が多い人は、多くのエネルギーを産生しなければならないため、より多くのビタミンB1が必要となります。
豚丼は、糖質とビタミンB1を一緒に摂取でき、エネルギーを作り出す食事としては良い組み合わせですので、身体活動が多い人にはお勧めの食品です。

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‐‐‐■鮭(サーモン)・いくら‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
鮭やいくらも北海道の特産品としては有名で、鮭は100gあたり21.4g、いくらは100gあたり、32.6gのタンパク質が含まれています。
また、鮭やいくらには、アスタキサンチンという成分が豊富に含まれており、鮭やいくらが赤いのはこの成分によるものです。
アスタキサンチンは抗酸化作用が強く、疲労回復や美肌に効果があり、アンチエイジングには欠かせない栄養素であるともいわれています。
また、肉類では摂取の難しいDHAやEPAと呼ばれる不飽和脂肪酸が多く含まれています。
この成分は、脂肪産生を抑制したり、中性脂肪を低下させたり、動脈硬化を防いだりするはたらきもあり、生活習慣病の予防にもつながると言われています。

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‐‐‐■牛乳やチーズなどの乳製品‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
北海道では、畜産業が盛んであるため、乳製品も有名です。
牛乳といえば、骨などをつくるカルシウムが豊富に含まれていることは有名ですが、タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルと5大栄養素すべてが含まれています。
そのため、牛乳に含まれる栄養は「身体を作る」、「調子を整える」という点では、効率の良い食品となります。
また、チーズは牛乳の成分が凝縮されており、効率よく栄養を摂取することが可能です。
牛乳は200ml(コップ一杯)あたり6.6g、チーズ(ゴーダ)は20gあたり5.2g含まれています。
普段なかなかタンパク質を摂取できない方や食事が偏る傾向がある人は、牛乳やチーズなどの乳製品を積極的に摂取してみてはいかがでしょうか。

‐‐‐■最後に‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
今回紹介した食品は北海道の特産品ではありますが、普段の生活でも手に入りやすく、食べやすいものです。
最近、疲労感がある、だるさがある、元気が出ないなど不調のある方はこれらの食品を摂取して身体の調子を整えてみましょう。

画像出典:

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<執筆者紹介>
岡本尚己[健康運動指導士]
中高年者から高齢者を中心に運動教室やカウンセリングを通して、健康づくりの指導や支援を実施中。学会発表などの研究活動も行い、健康科学に基づいた指導を追究中。

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